ここのところ、地震に対する報道が多い中、いつ起きるかわからない地震を不安に思ってばかりはいられません!地震発生時に家族の命と財産を守ってくれる重要な拠点である住宅!
万一のときに、ライフラインが復旧するまで、ちゃんと家族が生活できる機能が地震に強く、環境と家計に優しい家づくりのヒントをご紹介致します。 |
雨水・排水利用 |
|
日頃、家庭で使う水量は、毎日1人242・、一升瓶なら約135本分もの水を使っています。(2003年度調査)では、災害時に1日どれぐらいの生活用水があれば、しのげるのでしょうか?一般に一人30・、4人家族で120・がめやすとされています。 |
|
|
|
排水利用で最も簡単なのが、お風呂の残り湯を洗濯用水として利用するためのポンプユニット。今は、ポンプユニット付の洗濯機もありますね!
大規模なものでは、風呂の残り湯を地中のタンクに溜めておき、主にトイレの洗浄に利用する浴排水利用システムもあります。
★1回の浴槽排水は約180・で、4人家族の1日のトイレの使用水量とほぼ同じ!
雨水利用には、降った雨を屋根から樋を通して雨水タンクに溜めておく簡単なもの
から、地下に貯留してトイレの洗浄などに使う本格的なシステムまでいろいろあります。
雨水タンク設置のタイプは工事が簡単でコストも安いが、被災時のトイレ洗浄にはバケツで運ぶ手間が…
本格的なシステムのものは、普段からトイレの洗浄に使えますが、工事が大掛かりでコストもかかります。 |
自然エネルギーを利用!! |
|
地震が起きると、水道だけではなく電気や都市ガスもストップする恐れがあります。
★阪神・淡路大震災では……電気の復旧に1週間。ガスは全面復旧まで85日。
地球温暖化防止のために普段から省エネ型の生活に…
☆日本の化石燃料(石油、石炭、天然ガス)消費は、約4億トン。
CO2の排出量は年11トン。 |
<太陽エネルギーの利用> |
|
・ 太陽熱温水器…集熱器とお湯を溜めるタンクが一体になったタイプで、屋根に設置しお風呂や炊事などの給湯に使用。
・ ソーラーシステム…集熱器を屋根に、タンク部を地上に設置し、補助熱源器で沸かして給湯や暖房に使用。
・ 太陽光発電…太陽エネルギーから電気をつくる。 |
|
ここでは、最近注目されている「太陽光発電」について、調べてみました。 |
●家庭での年間消費電力は、約4500KWh
↓ 太陽光発電だと…
●出力3KWの発電量は年間約3500KWh
消費電力の80%弱を自給できる計算になります!!
蓄電しておけば夜間も使え、災害で送電が停止した時でも、昼間なら家電製品を動かすことも可能!
同じ屋根に太陽温水器やソーラーシステムと併用すると、給湯、暖房、電気がまかなえます。 |
|